自分を労る(いたわる)

2023年3月2日

私は腰痛持ちです。最近、特にひどくなってきたので、一体何が原因なのか考えていました。腹筋運動のやり過ぎなのか?食事の摂りすぎなのか?それとも何かの因果なのか?

腹筋運動は腰に少しは負担になりますし、腰痛時に腹筋運動をすると腰が更に痛くなることもあります。しかし、腹筋運動をしなくなっても、しているときと同様に、腰痛はひどくなったり、ましになったりします。腹筋運動が直接の腰痛の原因ではないようです。

一年程前に、一週間の断食をしてほぼ完全に腰痛が治まったことがありました。しかし、最近は断食をしても腰痛の具合はあまり変わらなくなってきました。もちろん、食べ過ぎは身体に良くないのは当たり前ですが、こちらもどうも腰痛に直接関係があるわけではなさそうです。

齋藤一人さんによると、腰痛になる因果は目下の人に腹を立てることだそうです。私は一人で暮らしていますし、今は会社にも行っていません。これも違います。

こうやって不思議がっていたところ、以前にご紹介した「自分に自然な呼吸を許す呼吸法」をしながら瞑想していますと、ぽっこりとお腹が出てきているのに氣付きました。そして何故か腰痛がましになっているのです。

そして漸く、お腹を引っ込めて過ごしていることが原因と氣付きました。若いときから、お腹が出ているのはみっともないと感じ、腹筋でお腹を引っ込めて生活をしていました。これまでこの姿勢が不自然であると思ったことがありませんでしたが、どうも腰に負担がかかり、長年の疲労が腰痛になってでてきたようです。断食後に腰痛が治まったのは、断食で身体の修復が進んだのと同時に、無理にお腹を引っ込める必要がなくなったからのようです。

誰でも憧れの人をみて「あんな人になりたい」とか、「人に認められるようになりたい」と思います。私にも「なりたい自分」がありましたし、それを目指して頑張って来ました。それももう手放す時期に来たようです。

「どうしてもこうなるんだ!」と断固たる決意でずっと頑張って来た自分、なれなくて苦しんできた自分、ホントとても愛おしいです。よく頑張って来たね。でも、もう手放そう。それを持ったままでは先に進めない。自分を解放してあげる時期だ。腰痛がそれを教えてくれました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

あみん