痛み

納税日本一になった斎藤一人さんは、身体のどこかが痛いところがあると誰かに怒っている証拠だと言います。

例えば、頭痛がすると上司や先生などの「目上」に対して怒っているから、“目”より上が痛むし、「目下」に怒っていると“目”より下の膝などが痛むそうです。

もっともこのルールがいつも成立する訳ではなく、人の努力をあざ笑った場合は腰痛が出るそうです。人の努力を馬鹿にすることは、その人の魂を馬鹿にすることです。その場合は、身体の要の腰が痛むようです。

このような例外はたくさんあるようですが、概して“目”より上が痛ければ目上に怒り、目より下が痛ければ目下に怒っているようです。自分のことを振り返ってみれば、仕事でトラブって上司にガンガン言われたときは後頭部が引きつるように痛かったですし、部下が仕事を逃げまくっていたときは潰瘍になりました。

最近、左の胸の奥が痛いことに氣付きました。体温は36.4℃ぐらいで、お通じも規則正しくて健康そうな便です。でも左胸の奥が痛いです。どうも心臓のようです。

誰に怒っているんだろうと考えますと、別に誰にも怒っていません。部下の一人が問題児で、技術の仕事は大変優秀なのですが、コミュニケーションが苦手で相手のことをおもんばかることができません。自分の偉さを見せて、私をコントロールしようとします。ぶつかって議論するとエネルギーを大量消費しますし、前に進みにくくなります。私は負けたフリをしながら、プロジェクトを進めていました。

「好きなように自己主張して、自分の偉さを見せろ。いくらでも譲ってやるよ」。

そんな風に思い、私は自分の担当するプロジェクトが完了(or 終了)したら、会社を辞めるつもりでした。

で・す・が、、、そんなことを続けていたら、ある朝に全く身体から力が抜けてしまい会社に行けなくなりました。休みをとることにし、横になっていると左胸奥が突き刺されたように痛みます。

これは私の魂が私に怒っているようです。

「あんまり自分をないがしろにするな」。

そう言われている氣がしました。

もっと強気になる。もっと自分を大切にする。もっと自分のやりたいことを主張する。もっと自分の考えを人に話す。

昨年10月に入社し、会社の見えざるルールと価値観と、会社の進む方向に私は合っていないので、早く辞めたいと思っていました。しかし、あまり遠慮すると自分を傷つけます。残っているなら残っているで自分を発揮しないと、心臓が元気になりません。

自分を主張するばかりでも、遠慮ばかりでもいけない。あるべき姿は「一」であり、それを体現したとき取るべき態度が自ずから明らかになるのでしょうが、今の私は自分を出すように努力すべき時期のようです。

氣付き

Posted by amin_itsu